2009/10/19▼
2009-10-19▼
現代にこそ甦るべき、真の「小公女」
フランシス・ホジソン・バーネット原作の「小公女」を世界名作劇場という番組枠において、アニメ化された作品が本作です。
もちろん本作以外にも「小公女」は各種媒体にて映像化されており、アメリカ映画の「リトルプリンセス」やテレビドラマ「小公女セイラ」などがありますが、私にとって、そして、おそらく日本人の大多数の方々にとって最も親しみを覚え、そして感動させられたのが本作、「小公女セーラ」だと思います。
本作は「セーラの性格が原作と違っている」などの批判がされているのは確かなのですが、良い意味での「脚色」だと私には思えました。
原作や映画やドラマでのセーラは、いじめや逆境を乗り越える「強さ」に重点が置かれており、少々(映画やドラマでは「かなり」)我が強い性格として描かれているのですが、本作のセーラは、その気高さを保ちつつも、小さい子やいじめられている子への「優しさ」に重点が置かれて描かれております。
さらに、セーラの優しい性格の土台となっている、亡き父母へ誓った操を守ろうという悲壮な決意が、物憂げな表情や名声優、島本須美氏の穏やかで朧げで、かつ慈愛に溢れる台詞回しによって、より一層強く感じられます。
これら以外にも「脚色」と呼べなくもない点が何点かあるのですが、日本人の美的感性や倫理観、道徳観に一番よく適う「セーラ」は本作以外に私は見つけることができませんでした。
巷では毒々しい言葉や態度ばかりが目に付いてしまう昨今、さらには、「セーラ」でさえも「セイラ」にならざるを得ない現代では、本作は「時代遅れ」、「綺麗ごとすぎる」、「筋が単純すぎる」といった言葉が浴びせかけられるでしょうが、逆に、こういう時代だからこそ燦然と輝くべき「小公女」の姿が本作「小公女セーラ」には体現されているのではないでしょうか。
2009/04/13▼
2009-04-13▼
感動しました……!
まさに波乱万丈の展開ですね。
幸い(?)にも原作を知らないので、一体この先どうなるのだろうと、ドキドキしながらもう一話、もう一話と巻を進めて行きました。全11巻鑑賞し終えた時、なんともいえない充実感が八割、もう続きが見られないんだという淋しさが二割で、胸が一杯になりました。とにかく面白かったです。
運命を恨まず、人を憎まず、苦しい時も他人への優しさを忘れない主人公セーラは、実に健気で立派です。いじめられても弱音を吐かず、常に相手の気持ちを考える、こんな偉い賢い子どもはそう滅多にいるものではありません! この精神、私も見習わなければ。
最後は絵に描いたようなハッピーエンドで、セーラにいじわるをして来た人たちはそれ相応の精神的打撃を受け、胸がすーっとしました(この物語には真の悪人は一人も登場しないので、勧善懲悪というのとはまた違いますが)。そしてセーラは何をも恨みに思わず、全てを許し、限りない愛をもって迎え入れる、なんて心の美しいプリンセスなんでしょう! 誰もが仲良く幸せになることを願う、感動の結末でした。
私ではなかなかこうはいきません。ちっぽけな凡人です。深く反省。
2008/03/22▼
2008-03-22▼
楽しみ方も色々・・?
幸薄い少女を哀れむフリして上から目線で嘲笑するもよし。
自分に置き換えて、悲劇のヒロインに浸るも良し。
オタクの如く萌えるも良し。
そんな世界名作劇場シリーズの中でも妙にSM的な程主人公が
徹底的にいじめ抜かれる作品。
ずっと以前に母から聞いた話では原作はそれほどいじめの部分を重点的に
描写してはいなかったとの話ですが・・。
私は申し訳ない事に原作はちょっと読んでなくて・・。
しかしとことん意地悪なのに何故かいじめ役のラビニアやミンチン校長は
どことなく憎めない感じがあります。
結局のところは滑稽な悪役がヒロインを引き立てると言う事でしょうか。
セーラが大分かわいそうな、いい子に見えますが・・。
名作劇場シリーズの主人公って、
アニメだと、こいつも結構嫌味だな・・とか。
よく見ると結構 悪なとこあったりするのはご愛嬌ですね?
2007/11/26▼
2007-11-26▼
希望と支え
放送当時、学校でイジメにあっていた私にとって、セーラは希望でした。昼休みの図書室でよく原作本を読んだものです。「セーラの辛さに比べれば自分なんか・・」と、イジメに耐えられたのもセーラのおかげ。
でも原作以上の激しいアニメの過酷なイジメにはさすがに直視出来ませんでした。
ラストの大逆転劇は気分壮快!
大人になった今、今度は目をそらさず、最後までセーラを見てみたいと思います。
2006/10/28▼
2006-10-28▼
名作シリーズ内で最も時代にマッチしていたであったであろう作品
セーラ放送当時は、『いじめ』が社会問題となっており、同時期に『NHK連続テレビ小説・おしん』などの相乗効果もあって高視聴率であった。 それに主題歌も大変よく出来ており(私的にはやや暗すぎる気がするが・・)作品の雰囲気を盛り上げるに一躍をかっていた。 セーラのイジメのあまりの過剰さに視聴者から、カミソリの刃が送られてくるなど今では考えられない様なエピソードは、今では微笑ましい気さえする。 少し暗いが日本人好みのシナリオなので、ほとんどの方がおハマリになられると思われる。